週末ごとにサウナツーリングへ出かけていると、「あそこにある名水サウナにも行ってみたい」「あの絶景外気浴を体験したい」と、どんどん目的地が遠くなっていくものです。
でも、往復の距離が伸びるほど、今のバイクでは体力的に少し厳しいと感じることはありませんか。
今回は、もっと遠くの極上サウナへ、もっと身軽にアクセスするための「長距離移動が劇的に楽になる車種選び」のヒントをお伝えします。
スクリーンとカウルが守る「ととのい」の余韻
サウナで心身がリラックスしきった状態での帰り道、体に直接当たる走行風は、想像以上に体力を奪っていきます。
とくに長距離の高速道路などでは、風の抵抗に耐えるだけで首や肩がこわばり、せっかくの「ととのい」の余韻が台無しになってしまうこともあります。
そこで注目したいのが、アドベンチャーモデルやツアラーに備わっている大型スクリーンやカウルの存在です。
これらが風の流れをコントロールし、ライダーをすっぽりと無風の空間に包み込んでくれることで、疲労感は劇的に軽減されます。
冷たい夜風もシャットアウトしてくれるため、湯冷めの心配もなく、まるでお風呂の延長戦のような心地よい暖かさを保ったまま家路につくことができます。
さらに、グリップヒーターやシートヒーターが装備されているモデルを選べば、冷え込みやすい季節の長距離移動すらも、上質なリラックスタイムに変わっていきますよ。
アップライトなポジションで深呼吸しながら走る
乗車姿勢も、長距離ツーリングの快適さを大きく左右するポイントです。
スポーツバイクの前傾姿勢はコーナリングの楽しさを教えてくれますが、サウナ上がりの脱力した体には少し窮屈に感じることありませんか。
一方、クルーザーやアドベンチャーモデルのような、上体を起こして座る「アップライト」なポジションは、首や腰への負担が驚くほど少なくなります。
背筋が伸びることで視界がパッと広がり、道中のブルーグリーンの海や、鮮やかな山の緑をより広く見渡せるようになるのも大きなメリットです。
深い呼吸をしながら景色と一体になって走る感覚は、まさに移動する外気浴そのもの。
また、長距離を想定されたモデルはシートのクッション性が高く、座面も広めに作られているため、帰り道によくあるお尻の痛みからも解放されます。
ポジションにゆとりがあるだけで、往復300kmを超えるような遠方のサウナ施設も、ぐっと身近な選択肢に変わりますよ。
積載力がもたらす圧倒的な身軽さ
長距離のサウナ旅で最もストレスになるのが、背中にのしかかるリュックの重さです。
着替えやタオル、万が一のための雨具などでパンパンになったリュックは、肩に食い込み、ライディングの自由を奪ってしまいます。
そこで検討したいのが、パニアケースを装備できるモデルや、シート下に広大な収納スペースを持つビッグスクーターです。
背中の荷物をすべてバイクに預けてしまうことで、ライダー自身の体は完全にフリーになります。
サウナハットの型崩れや着替えのシワを気にすることなく、ポンと放り込める懐の深さは、一度味わうと元には戻れないほどの快適さです。
さらに、荷物を車体の専用スペースに固定することでバイク自体の重心が安定し、横風や長距離の直線道路でもどっしりとした安心感のある走りが楽しめます。
カタログの馬力やスペックだけでなく、防風性や乗車姿勢、積載のしやすさといった視点でバイクを眺めてみると、新しい発見があるかもしれません。
まずはレンタルバイクなどを活用して、ご自身の体に一番しっくりくる「ととのい特化型」の1台を探してみてはいかがでしょうか。